高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化⑫-高温ガス腐食(乾食)①】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.2.2 高温ガス腐食(乾食)から
a)高温ガス腐食の特徴
高温のガスがある状態で、金属が反応して損傷することが高温ガス腐食です。
・ 高温ガスと金属が反応する
・高温ガスで材質が劣化する
・高温ガスによって生じる付着物で腐食する
の3点があります。
b)高温ガスによる腐食・劣化
7項目あるのでちょっとずつまとめていきます。
1)酸化
金属の酸化は高温(だいたい500~550℃)の空気・水蒸気・二酸化炭素によって生じます。
炭素鋼に酸化が生じた場合、酸化物被膜は緻密になり、保護性を持ちます。つまり、酸素が入り込めずそれ以上酸化が進行しにくくなります。
炭素鋼の耐酸化性はクロム、アルミニウム、ケイ素などを加えると向上します。 これによって850℃以上の耐酸化性を示します。
重要度〇
今回はここまで
次回は10.2.2 高温ガスの腐食(乾食)の続きをまとめます。
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