高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化⑳-摩擦】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.3 摩擦とエロージョンから
摩擦とエロージョンですが違いをまずはしっかり覚えましょう。
摩擦は固体どおしの摺合せです。一方、エロージョンは流体と固体の衝突です。
まずは摩擦の分類をまとめます。
a)摩擦の分類
1)凝着摩擦
摩擦と言って一番わかりやすいのがこれです。2つの固体がくっついて擦れることです。
手と手を合わせてすりすりするのがこれです。
2)アブレシブ摩擦
固体間に固い粒子があったり、固体自体がごつごつしていたりするとこの摩擦になります。切削摩擦とも言われ、強い摩擦が発生します。
手と手を合わせてすりすりする際に砂を間に挟むイメージです。手が荒れますよね。もしくは紙やすりで木を削るのもこれです。
3)腐食摩擦
材料が化学反応によって表面が弱くなり脱落することです。
ほぼ金属の錆びのことを言っています。別名酸化摩擦とも言います。
4)疲労摩擦
摩擦の繰り返しで表面が疲労破壊する摩擦です。
今回はここまで
次回はエロージョンについてまとめます。
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