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サラリーマン化学者のブログ

高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化⑧-種々の湿食③】

 

 

高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。

これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。

基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。

 

今回は10.2.1 湿食から

  

 e)種々の湿食

 

湿食にもいろいろな種類があります。覚えておきたい重要なことからそんなこと起こるの?!という湿食まで。

1つ1つ行きましょう。

 

⑤ 孔食

局部的に深い孔状の浸食が生じる腐食を孔食といいます。

要するに穴が開くことです。

炭素鋼では前回まとめた通気差腐食で発生します。

ステンレス鋼では高濃度の塩化物イオンがある環境で起こります。

ステンレスに塩素は基本的に厳禁です!!

 

 

重要度◎

 

⑥ すき間腐食

 

 『不動態被膜を作る金属(SUSやアルミ)』が『塩化物環境』にあって『すき間』があった場合、そこに発生する腐食をすき間腐食といいます。

 

すき間に入った溶液は流動しづらいので、イオン濃度が高くなり腐食しやすくなります。

 

重要度△

 

今回はここまで

次回は10.2.1 湿食のe)種々の湿食の続きをまとめます。

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