高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化⑰-防食法】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.2.3 腐食対策から
c)防食法
これもいっぱいあるので細かくまとめていきます。
1)有機被覆
有機被覆 ≒ 塗装です!!
下塗り、中塗り、上塗りといろいろあるのですが、言いたいことは一つです。
塗装することで酸素や水(主に雨水)に金属が触れないようにします。これが一番大事。
車でも塗装が剥げるとそこからあっという間に錆びますのでイメージしやすいと思います。
他にもゴムやプラスチックでライニングすることもありますが、まあ少ないです。
2)金属被覆
金属被覆 ≒ メッキです!!
メッキは有機被覆よりもさらに化学的な機構が関係してきます。
金属に対して金属でメッキをするとことになります。もしメッキにピンホールなどができてしまい、そこに雨などの電解質溶液が付着すると異種金属接触腐食がおきてしまいます。
ここで大事なのは鋼材に対して卑な金属でメッキすること!!
異種金属接触腐食では卑の金属から腐食するため、メッキ部から腐食するため、鋼材は痛みません。
炭素鋼の場合は亜鉛やカドミウムが卑の金属になります。亜鉛が安いのでよく使われます。
炭素鋼には亜鉛メッキ!!
今回はここまで
次回は10.2.3 腐食対策の続きをまとめます。
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