高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化③-マクロ腐食電池とミクロ腐食電池】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.2.1 湿食から
b)マクロ腐食電池とミクロ腐食電池
ミクロは聞きなじみある単語だと思います。すんごい小さいこと。
マクロはその逆です。目に見える以上に大きいこと。
電極となる2種類の金属がマクロな大きさで、+極部分と-極部分が固定されて電解質溶液に入っていると電流が流れ金属が腐食します。
これがマクロ腐食電池
一方、炭素鋼は以前の記事にも書いたようにいろいろな金属の混ざった合金であるため、ミクロレベルでみると不均一です。そうするとその不均一の部分で電気が流れるます。
これがミクロ腐食電池
一般的にミクロ腐食電池による腐食はそれほど速くないですが、マクロ腐食電池はあっという間に材料を壊します。
一番効果的な防食保方法は電解質溶液を除去すること。
電気が流れる場さえなければ奴ら何もできません!!勝ったも同然!!
今回はここまで
次回は10.2.1 湿食のc)腐食を生じる物質をまとめます。
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