高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【金属材料編⑦-低温用材料】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は9.1金属材料から
9.1.4 低温用材料
いままでもたびたび書きましたが、金属材料は低温になると靱性が低下します。
金属は温度が低くなると衝撃が加わった時にバキッ!!と折れやすくななってしまいます。
人間も寒いときに急に運動すると体を痛めますよね、金属も一緒。
a)低温脆性
上で書いた低温で折れやすくなることを低温脆性といいます。
この低温脆性を起こさず、低温でも良好な靱性を示す金属は面心立方格子(fcc)
という結晶構造になってます(他には体心立方格子などがあります)。
耐低温脆性を持つ金属の結晶構造は面心立方格子!!
↑これがキーワード
なんでそうなのということは難しいので割愛、暗記してね
b)低温用鋼
低温用鋼はつまり面心立方格子を持つ鋼ということ
・低温用Ni鋼
・オーステナイト系ステンレス鋼
・アルミニウム / アルミニウム合金
以前も記事にしましたがアルミニウムはよく使われます。
今回はここまで
次回は9.2 非金属材料をまとめます。
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