高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【金属材料編⑥-高温用材料】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は9.1金属材料から
9.1.3 高温用材料
いままでもたびたび書きましたが、金属材料は高温になると強度が低下します。
温度が高くなると柔らかくなるというのはイメージしやすいと思います。温度が高くなりすぎるとドロドロになりますからね!!
a)耐クリープ性
まずはクリープ性とは何か
クリープ性とは長い時間、力をかけ続けて変形すること。
身近で分かりやすい例としては、長い時間服をかけていたプラスチックハンガーが変形していることがありません?あれです。
あれ、何となく気温が高いほうが変形しやすいと思いません?それです!!
金属でもおなじことが起こりますが、元が固いため室温程度ではびくともしません。
でも高温で使用するとなるとクリープ性を気にしなければなりません。
高圧ガスではほかにも高温での耐高温腐食性や耐高温酸化性もありますが、一番大事なのは耐クリープ性です。
b)耐熱鋼および合金
でそれらの耐性をもった合金を紹介します。
・Cr-Mo鋼などの低合金鋼
・鋼クロム鋼
・オーステナイト系耐熱鋼
・耐熱合金
試験ではこれらの合金の詳細まではそこまで重要じゃないと思います。
クリープ性の理解はしっかりしておきましょう。
今回はここまで
次回は9.1.4 低温用材料をまとめます。
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