高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化②-湿食】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.2 腐食と防食から
10.2.1 湿食
a)湿食の特徴
水の存在下で生じる腐食を湿食、水が存在しない腐食を乾食といいます。
乾食は普通高温で進行する腐食です(後でまたまとめます)。
一方、湿食は温度が高くなくても進行します、原因は電気作用のせいです。
『湿』の文字通り、水・海水・酸や塩基水溶液(電解質溶液)の存在下で起こる腐食です。
覚えておきたいポイントとして水蒸気や氷は水ではないので、こいつらで湿食は起こりません。
水などの存在下では金属はイオンとなって溶けだします。その原因は以下の二つ
① 電解質溶液に電池が形成される
② 回路に直接電源をつないだ場合
ここは正直難しいのですが、重要なのは電流は電解質溶液に流出する方をアノード、流入する方をカソードと呼びます。
正直電気化学は苦手なのですが、次の項目からよりわかりやすくまとめられるようにします。
今回はここまで
次回は10.2.1 湿食のb)マクロ腐食電池とミクロ腐食電池をまとめます。
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