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高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【金属材料編②-低合金鋼】

 

 

高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。

これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。

基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。

 

今回は9.1金属材料から

 

9.1.1 b)低合金鋼

低合金鋼とは炭素:C以外の合金元素を少し含んだ鋼のこと。

特に重要な元素はクロム:Cr、モリブデン:Mo、ニッケル:Ni、それぞれの効果をまとめます。

 

Cr:高温強度が高くなる! 耐酸性が上がる!

Mo:高温強度が高くなる!

Ni:強度と靱性が上がる! ようは壊れにくくなる

 

これらの性質は覚えるしかないですが、あえて金属を入れている=強い材料にしようとしている。とざっくり覚えます。

その他Si、Mn、Alなどがありますがこれらは主に脱酸剤となります。

 

 

もう一つ重要なのはこれらの金属を入れて焼入れ → 焼もどしをした鋼のことを【高張力鋼】 といいます。

この高張力鋼、強度が高いため色んなところに使われてます。めっちゃ重要。

 

今回はここまで

次回は9.1.1 c)ステンレス鋼をまとめます

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