高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【非金属材料④-無機材料】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は9.2.2 無機材料から
a)概説
高圧ガスでの無機材料(=装置で使われる材料)とはざっくり以下の3つです。
・カーボン
・セラミック
・ガラス
カーボンは有機っぽいですが無機です。
の材料の特徴としては耐熱性が高い、耐酸アルカリ性が高い、強くて脆いです。
b)カーボン
端的に言うと炭素の塊です。鉛筆の芯です。
耐酸性に優れるので熱交換器や塔などの材料に使われます
熱には強いですが衝撃には弱いので注意!!鉛筆の芯だって折れちゃいます。
c)セラミックおよびガラス
セラミックはケイ酸塩など、いろいろな無機物を焼き固めたものです。いっぱい種類はありますが、高圧ガスではそこまで覚える必要はないと思います。
身近なものではトイレなんかに使われてます。あとは伊万里焼などの瀬戸物ですね。
ガラスについては工場設備に詳しい方はGLといえばピンとくると思います。GLとはガラスライニングのことで、金属に薄いガラスを張り付けたものです。耐食性を高められます。
セラミックもガラスも固いが脆いので固いものの接触には気を付けなければなりません。また、耐熱性は抜群でどちらも800℃くらいまで耐えられます。
無機材料は耐食、耐熱、固い、脆いです。
今回はここまで
次回は9.2.3 複合材料をまとめます。
次の記事