高圧ガス製造保安責任者 保安管理技術まとめ【材料の劣化⑮-高温ガス腐食(乾食)④】
高圧ガス資格試験の再勉強を兼ねてブログにまとめてます。
これから勉強しようとしている方のお役にたてたら幸いです。
基本的な内容は高圧ガス保安協会出版の高圧ガス保安技術(第12版)からまとめています。
今回は10.2.2 高温ガス腐食(乾食)から
b)高温ガスによる腐食・劣化
7項目あるのでちょっとずつまとめていきます。
5)窒化
浸炭と同じことが窒素でも起こります。高温・高圧の窒素ガスに金属が接触することで、窒素が金属に侵入し窒化物が発生します。結果金属が脆くなることを窒化といいます。
炭素鋼や低合金鋼よりもSUSのほうが耐性があります。
重要度〇
7)付着物による腐食
ここは重要でないので簡単に
①バナジウム腐食
重油などを燃やすと融点の低い酸化バナジウム系の化合物ができて付着します。これが金属を腐食します。
②アルカリ硫酸塩腐食
燃料の不純物から硫酸ナトリウムや硫酸カリウムが金属に付着すると硫酸塩錯体となります。これが金属を腐食します。
重要度△
今回はここまで
次回は10.2.3 腐食対策をまとめます。
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